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09/18/2008
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SEE YOU AGAIN! ゴミ袋、ECO DESIGN EXPO@神戸 進行中

本当にひさしぶりの書き込みなのですが(汗)、treasured trash、ゆるりとしたペースではありますが、継続的に活動しております!

一つ目は、SEE YOU AGAIN! ゴミ袋。
こちらのmawaru projectさんのmawaru fukuro第二弾として10月中にナチュラルローソン、ミュージアムショップ他でリリース予定です。

写真はSEE YOU AGAIN!の生みの親であるcanaria徳田さんの事務所で、mawaruの馬見塚さんとの打ち合わせ風景。
日本だけではなく、世界のみなさんにも喜んでもらえそうな仕掛けもあり。どんな仕上がりになるか今から私たちも楽しみです。

二つ目は、神戸で11/1〜2に行われる「ECO DESIGN EXPO(仮)」にゲストクリエイターとして参加することになりました。
写真はそのMTG。お相手はTRITON GRAPHICS / CAFEの松岡さん(初お目見え)と、DesignTideなどでもとてもお世話になっているRIDDLE DESIGN BANK / MARKTEの塚本さん。

KOBE ECO×DESIGN AWARD 2008の授賞式に関連した展示で、全国から約20組のデザイナーが参加するとのこと。treasuredとしては関西進出は初なのでこちらもワクワクしております。(準備を急がねば!)

では、続報はまたこちらで!

02/01/2008
  Diary



[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その4

(前回のつづき)


SINGAPORE DESIGN FESではエキシビションだけでなくカンファレンスにも参加!オールド・シティホールから至近のやはり歴史的音楽堂が会場となりました。

オーディエンスのモチベーションも 高くて、
質問もディベート慣れしてる感じでしたが、
それに応答することも楽しい経験になりました。
火事場の馬鹿力という感じで、
たぶんこれまでの生涯で 最も英語を使った2時間でした..

セッションでは、やや観念的かつ悲観的に「デザインは地球を救えるのか」
「即効力はあるのか」といった問いかけをビシビシと受けたわけですが、
やはり答えはひとつ。「今日からすぐ、自分にできることを
少しずつでいいから実行に移して行くこと!」

この[Utterubbish]、私たちも含めて海外から17組、シンガポールベースで15組がキュレーションされたのですが、新たな出会いや発見とうれしい再会がありました。

とても1回では書ききれないので、ごく一部をご紹介します。
まずは、海外勢。KesselsKramer(オランダ)の[do]。
彼らのdroog時代に見ていた作品だったのですが、シンプルに
「行為」そのものを突きつけて来る強烈な作品は現在見てもやはり感動的。

そして、大好きなMarti Guixe(スペイン)!
どんなに観念的な信念もこんなにキュートに表現できるならば
理解したくなりませんか!

本人もいたってシャイでチャーミング。
Utterubbishエントランス脇の公園の廃墟のようなBARで
のんびりビールを飲んでいます。

そして、発見できたチームは[FLOW market](デンマーク)。美しい!

ミニマルなデザインはユニバーサルデザインになり得るという
デザイン哲学がひじょうに勇気づけられました。
こういう直球勝負もこのひねくれた世の中、時として必要/有効なはず。

シンガポールデザイナーも想像をはるかに超えてクールでした。
世界レベルにパワフルな[Utterubbish]キュレーターのジャクソン・タン!
今年のDesign President Awardを受賞したのも当然か..でもとても好青年。

そして、頼もしいASYLUMのクリス!

デザイン能力や感性の鋭さだけでなく、彼らの視野の広さと深さ、
実際に社会や世界にアクセスしている実行力は本当に良い刺激になりました。

そろそろ息切れしてきたので、彼らとの交流や、シンガポールの街で
出会えたもの等々についてはまた次回に!

[fumiko ikeda@treasured trash project/gift_]

02/01/2008
  Diary



[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その3

(前回のつづき)


そして、「資源ポスト」と並んで、
treasured trashからの重要なメッセージ、
ゴミと付き合う時の合い言葉「SEE YOU AGAIN!」。
お別れではなく、再会できるように
「資源」としてゴミに対峙するための素敵なおまじないを
私たちはさまざまツールに載せて語りかけています。

2006年はステッカーとエコバッグ。
2007年はPET素材でできたコースター!

場内に会期中設けられている、Utterubbishのオフィシャルショップにも
Think the Earth Projectの水筒と共に出品!

捨てられない雑誌の堆積を転がしておけるトローリー、Layeredには
この企画展のプロデューサー、ジャクソン・タンの事務所からマガジンを拝借。

ENLIGHTENMENTの傑作映像インスタレーションは
シンガポールのストイックな審査基準により、やむなくリタイア..
急遽 06-07のtreasured trashの軌跡を紹介。
ちょうど、さとうかよさんの作品が映ってますね。

そして、東京同様、いや東京以上に爆笑を誘った
3R教育インタラクティブゲーム「Reducer」!

来場者はアート、建築、デザイン系の学生やクリエーター、メディア関係者が目につきましたが、何よりも、中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシアといった東アジア全域からシンガポールに集結しているのが印象的でした。
交通の要所であり、英語が公用語であり、そしてオープンな国際性等、各種の要因がこの都市を東アジアのクリエイティブなハブ・ステーションにしているのでしょうね。


(つづく)

02/01/2008
  Diary



[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その2

(前回のつづき)


そして、treasured trash!
タイトルはもちろんPaul Davis!

DesignTide07出展作品から、ヒース・ナッシュによる、
廃プラスティックボトルから南アフリカの伝統工芸の手法で
再生されたフラワーボールシャンデリア。

オフィスから出る紙ゴミを固めて彫刻へと再生・昇華させていく
ハナ・ロブリーの作品群。

おなじみの「資源ポスト」(ストリートバージョン)。
自然に分別したくなるデザインは、
ここシンガポールでも注目を集めました!

そして、「資源ポスト」のしくみを図説する
絵文字=ピクトグラムたちも新作を加えて。

「資源ポスト」HOME/SOHOバージョンも。
ありそうで、なかった持ち運べる分別ゴミバコ。
こちらはめでたくこの秋商品としてデビューしましたので、
興味のある方はぜひお問い合わせを!


(つづく)


01/29/2008
  Diary




[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その1

シンガポールデザインフェスに飛んだ treasured trash。
参加したのはサスティナブルデザインの企画展 [Utterubbish]
直訳すれば「超ゴミ」(!)

副題は「Collection of Useless Design」=無用なデザインの蒐集…
と、ひじょうにシニカルなタイトルですが、
キュレーションはとてもクールかつクレバー。
'デザイン'を入口にして、サスティナブルな地球について
Re-Thinkする扉を開けるプレゼンテーションとしては
本当にリスペクト!なコンテンツでした。

会場は、植民地時代の空気を伝える優雅な建築が並ぶ地区にそびえるシティホール跡地。

入口でまず「ゴミ」へのメッセージを書いて「捨てる」。
そのメッセージ屑の山が出来て行く…

出口ではその屑がメッセージとして復活して行く。

掲示板もこんなことに..

(つづく)

11/05/2007
  Diary




[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
サスティナブル&グリーン!<DesignTide2007報告

国立競技場をメイン会場に開催された
DesignTide 2007が昨日=11/4(日)に閉幕しました。
海外国内から、旬のデザイナー、メディアが集結した
本当に濃い内容で、相当盛り上がりました!
この時期には同時多発にさまざまなデザインイベントが行われるのですが、treasured trashも参加した、このTide Exhibitionが、横断的なレポート速報を担うCasa Brutusが選ぶベスト展示のNo.1に!
そして、やはり目を引いたのはやはりサスティナブル&グリーンな作品たち。

●●●
まずは、われらがtreasured trashのブース。
先週の西レポートでもお伝えしましたが、
今年は「オフィスで楽しくエコ!」をテーマに、
オフィスから出るゴミを資源化して、
エコプロダクトに再生していくストーリーで、
再生素材よるプロダクトの試作を発表しました。

そして、これが今年の資源ポスト!
PETボトルのキャップと建築現場の木材ゴミからできている
再生合板=エコプライで本体を製作。
デザインは Limb Co,の福田晶子さん。

紙ゴミなど用に大きな引出しも。
CD-ROMや電池等も分別できるように、
大小の引出の組み合わせを自由に選べるようにして、
オリジナルの分別資源別のピクトステッカーもつくりました。

PETボトルを本体/キャップ/ラベルに分別できる入口付き。

今回、treasured trash初出場のVINTAは
保管、運搬時はフラットなシート状の組立式ゴミバコと
古紙を再生してつくられるペーパーモールドによる
デスクグッズを出展してくれました。

資源ポストの多様な資源ピクトや組立式ゴミバコのグラフィックは、
Donny Grafiks 山本和久さん。

そして、treasured trashが提唱する、
ゴミとの新しい付き合い方を象徴する合い言葉
「SEE YOU AGAIN!」の今年のメディアは、
PET繊維100%のフェルト状の素材でつくったキュートなコースター。
メイン会場に設けられたMARKETでも大人気でした。

MARKETには、もちろん、発売されたばかりの
新型分別ゴミバコ [Stay at Ladder]も並びました。

Think the Earth projectの水筒や資源ピクト絵本も!

訪れる人たちの関心の高さにはこちらも驚くほどでした。
再生(エコ)素材×チャーミングなデザイン、というジャンルは
本当に必要とされているのだなと実感。

●●●
そして、キュレーションをサポートしたDesign Tideのオフィシャル企画展[Tide Think]にもグリーンなアーティストが集まりました。
グラウンドテーマは「PLAY=COMMUNICATION」
人をわくわくさせるインタラクティブな作品を集めたのですが、自然とサスティナブル系のデザインが多くなったのはうれしいことでした。
「楽しいエコ」というジャンルがどんどんパワフルになっている現象が
証明されたわけですから。

以前にもご紹介した、オフィスから出るカタログ等の古紙を
集めて固め、「木」に戻し、それを彫刻してアートワークを製作する
ハナ・ロブリーの作品群。

使い終わった洗剤等のプラスティック容器を花びらや蝶の形に切り抜いて、南アフリカの伝統工芸の手法で針金細工でつないだ美しい照明作品を会場内でデモ製作もしてくれたヒース・ナッシュ。

彼は、本当に真摯かつチャーミングな人柄で、
こうしたソーシャルクリエイティブな視点と
高い創造性を複眼的に備えたアーティストが
今後もっともっと出現してくるのだろうな、と
何とも頼もしい確信を与えてくれました。

そして、treasured trashも注目している、
デザイン×植物・農業系ジャンル(?)に属する
ユニークなグリーン・プロジェクト[Vintage Plant]。

中古植物のクリエイティブ物流を「作品」として活動する
北欧のデザインユニットByggstudioのプロジェクトです。
http://www.vintageplant.net/
http://www.norway.or.jp/news_events/2007/vintage+plant.htm
http://www.graf-d3.com/gm/vintage_plant/index.html

最後に、スイスのデザインユニットFULGROによる作品、
[WATERNETWORKS - DROPS]を紹介します。

植物や傘を伝う水滴を集めて植木鉢の植物たちに還元する
プロダクトをグラフィカルにデザイン。
その仕組みを解説するイラストが本当にかわいい。
やはり、モノとそれを伝えるビジュアルコミュニケーションは
どちらが欠けても成立しないのだなと再度納得。

treasured trashが始動したのは、昨年(2006年)ですが、
やはり今年は「サスティナブル×デザイン」をテーマとする企画が
どんどん出現しています。
毎年9月、11月の東京のデザインフェスに先駆けて行われる
ロンドンのデザインフェス100%Designでも
[trash luxe]展が注目を集めていました。


そして、私たちtreasured trashも11月下旬から、
シンガポールデザインフェスで開催される、
ウィットの効いたサスティナブルデザインの企画展
[utterubbish]に招聘されました!
前出のハナ・ロブリーやヒース・ナッシュも
treasured trashブースで紹介する予定です。

DesignTideでもいっしょだった、現在世界的に注目を集める
インテリア/ヴィジュアルデザイナー、マルティ・ギセや
ファッションのマルタン・マンジェラなども
並列にキュレーションされる興味深いエキシビションで、
私たちもとても楽しみにしています。

[fumiko ikeda@treasured trash project/gift_]

10/30/2007
  Diary

[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
DesignTide in Tokyo 2007 始まりました!

ついに東京のデザイン・ウィークが始まりました!
明日から週末の11/4にかけて、東京では、デザインイベントが目白押しです。
treasured trashもその一つ、DesignTideに参加しています。
今日は、オープニングの模様を!

今回、treasured trashでは、「"PLAY OFFICE -Create the Next Eco-Cycle @the OFFICE-"」と題して、ASKULとコラボレーションのもと、新しいオフィス・エコプロダクトのプロトタイプを発表しています。

例えば、オフィスから出た紙ゴミが新しいステーショナリーに生まれ変わったり、はたまた、プラスチックゴミが、分別ゴミバコやファニチャーに生まれ変わったり。そうして再び生まれた商品たちが、またオフィスへ戻っていく。
そんなステキなエコサイクルの実現をめざして、この1年準備してきました。

写真は少しぼけてますが(汗)、PLAY OFFICE展の様子です。
このブログでもレポートしてきた、木廃材とペットボトルキャップから作られたコンパネ「ECO-PLY」を使った家具や、オーストラリア生まれ、100%PETのエコ素材「echopanel」で作った、ゴミに向けたメッセージ「SEE YOU AGAIN!」コースターなどあります!

メイン会場には、大型のインスタレーションや廃材を使ったアートワークなどもたくさんあり。トラックの幌を使ってバッグを作る、FREITAGのトラックもお目見え!

マーケット(SHOPエリア)では、選りすぐりのデザイングッズがたくさん並んで、オープニングの今日はすごい人でした!
もちろん、treasured trashのグッズやプロダクトも売っています。

エコ視点の作品やプロジェクトはもちろんのこと、ワクワクする刺激的なデザインが世界中から集まってます! 週末の日曜日まで開催していますので、ぜひみなさん、会場に遊びにきてくださいね!


DesignTide 2007
デザインタイドメイン会場
会期:10/31(WED)~4(SUN)10:00-20:00
   (11/1は22:00まで、11/4は17:00まで)
会場:新宿区霞ヶ丘町10-2(ゲート:代々木門)国立競技場内
  (JR千駄ヶ谷駅から徒歩7分、大江戸線 国立競技場駅徒歩3分
   銀座線外苑前駅より徒歩15分)
入場料:1,000円(5日間共通)

エクステンション会場
青山・原宿・渋谷・六本木・丸の内エリアの53会場


"PLAY OFFICE -Create the Next Eco-Cycle @the OFFICE-" 展
treasured trash meets ASKUL
@デザインタイドメイン会場

Designer:福田晶子(Limb Co.)/VINTA/山本和久(Donny Grafiks)/徳田祐司
Produced by treasured trash project/ gift_ and ASYL


[Hiromi Nishi@treasured trash project/ASYL]

04/24/2007
  Diary


[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
ゴミバコの新しいカタチ、資源ポスト!

私たちが '地球のためにデザインができること'をテーマに一番最初に着手したいと思ったのは「分別ゴミバコ」でした。それも、どちらかというとパブリックな場所の。

最近はイベントでもキャンプでもゴミは持ち帰るのが当然になってきましたし、テロ対策もあってか、街なかからどんどんゴミバコが減っていますよね。とはいえ、そもそも、何のために分別ゴミバコが存在しているかと言えば、雑多なポイ捨てを無為に受け止めるためのものでなく、きちんと資源ごとに区別して集めることで、リサイクルを推進しよう! というもののはず。

街のなかで積極的に資源を集める方がよいのでは..という素朴な疑問から、街なかのゴミバコを何とかしてみよう! というブレストがスタートしたのでした。

よくあるのは、とにかく同じかたちで、燃える/燃えない/ビン・缶、表示があるだけ、というもの。
なるべく目立たないストイックな形で3つくらい並んでいるという。

それはそれでひとつの完成形だと思うのですが、もっと積極的にどうしても、このハコの前に立つとひとりでにゴミを分別してしまうくらいの誘導パワーのあるものを考えようよ、ということで、かねてより、頭からひねり出すのではなくて、感覚的にするっと形を生み出す人だなあと思っていた福田晶子さん(Limb co,)というインテリアデザイナーに協力を頼みました。

彼女いわく、「地球から預かったものが一時的に集まるところ。その形態自体が有機的で自然の一部であるかのような立体をイメージしてみた。ある種のモニュメントや彫刻みたいにある種の圧倒的な存在感のあるものがいきなり街頭にある感じ」ということで、出てきたのがこんな形。

卵のような種子のような何かとてもプリミティブで柔らかい形。そして、不思議な形の穴が3つ。

実は、吸引力のあるチャーミングな形状の前に私たちが考えていたのは分別専用の「ポスト」みたいなもの。資源ごとに集荷してリサイクルしてくれる人たちにポンと届けられるような仕組みでした。だから、同じ形で同じ開口のハコではなくて、「それ」しか受け入れない入口を持つ選別ポストをつくってみたのです。

そして、この初のコンセプトモデルになった資源ポストは「ペットボトル専用」。
丸い大きな穴にはペットボトルの本体だけを、丸い小さな穴にはキャップだけを、スリットには外装フィルムだけを捨てざるを得ないハコにして、さらにそのそれぞれの資源の入口(穴)に、言葉が通じなくても伝わる絵文字=ピクトグラムで最小限かつ最大限のコミュニケーションデザインを施しました。これは、情報をピクトグラムとして視覚化することを突き詰めている気鋭のグラフィックデザイナー山本和久さん(Donny Grafiks)によるもの。

かくして、treasured trash projectの第一号資源ポスト(ペットボトル用)が誕生。
まだまだこれはコンセプトモデルで、機能や素材を詰めて行くのはこれからなのですが、既にけっこう人気者で、昨秋のtreasured trash初の企画展でのシンボリックな、オフィシャル作品として原宿(DesignTide06)→日本橋(CET06)を巡回した後、年末のビッグサイトのエコプロダクツ会場やこのMTV THINK LOUD: eco with Hondaのイベント会場などに、ちょこんとお目見えしていました。このヒトがほんとにストリートやオフィス等で活躍できるよう一歩ずつ打合せを重ねる日々が今もひたひたと続いています。

[fumiko ikeda@treasured trash project/gift_]

04/16/2007
  Diary


[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
捨てたくならない!?魔法のペットボトル

こんにちは!treasured trash projectの西です。
ペットボトルって気がつくとすごい量のゴミになっていて、なんとかならないものかと日々悩み中なのですが…
今日は私の中で今イチオシの、南米生まれの魔法のペットボトルを紹介します!

アルゼンチンのデザイナーの方が考えたペットボトルなんですが、レゴブロックみたいな形をしていて、飲み終わった後、自由にドッキングさせて遊ぶことができるんです!なので、子供はおもちゃにして遊ぶし、大人はちょっとしたベンチを作ったり、小屋を作ったり。写真みたいにボードを作って、ぷかぷかプールに浮いちゃったり!(なんかラテンのノリ!(笑))

キャップの種類もいろいろと用意されていて、プッシュ型があったりフリップ型があったり、飲み物だけじゃなくて、例えばシャンプーを入れ替えて使ったりなど、いろいろな使い方が出来るんです!

楽しいし便利だからみんな捨てないで繰り返し使う。絶対に捨てないってことはないだろうけど、捨てるときも愛着があるから、ちゃんと丁寧に洗って、分別して捨てたくなるんじゃないでしょうか!

ちょっとしたアイディアでその物がゴミにならなかったり、使う人の気分を変えられたり、また結果としてそれが少しでも環境にいいことになっているとしたら、これぞ「デザイン×エコ」のハッピーな形!だと思います。

ということで、今treasured trashでは、発案者の方とコンタクトを取りつつ、この魔法のペットボトルをなんとか日本に持って来れないかと画策中です。ぜひいい形で世に広められたらと思うので、みなさんよろしくお願いします。

[Hiromi Nishi@treasured trash project/ASYL]

04/09/2007
  Diary


[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
タカラモノニナッタゴミ

'地球のためにデザインができること'をテーマに動き出したデザイナーたちのプラットフォーム=treasured trash projectの池田史子です。#1で登場した西ひろみさんと、2人を中心に動き出した私たちの小さな課外活動、treasured trash。これから交替でこのブログでささやかながらも自分たちが着手できたこと、出会えた人やモノのことなどをお話していこうと思っています。

そもそも、私たちは環境活動を熱心に行っているNPOに所属していたとか、ずっと環境問題の研究に携ってきた経験がある、というようないわゆるエコ・プロフェッショナルではありません。何を隠そう相当のエコ初心者。それぞれ、日々いわゆるデザインの仕事に携わりつつも、デザインやアートのいろいろなジャンルを超えたクリエーターとデザインプロジェクトを企画制作することにとても興味があって、この「treasured trash=タカラモノニナッタゴミ」も意気投合して企画したデザイン展で、テーマをたまたま「ゴミ」にした、という感覚で始まりました。

が、おそらく偶然にではなく、必然的に何かが動きだしてしまったんだな、ということはじわっと確信をもって感じていて、参加してくれているデザイナーの一人、ENLIGHTENMENTのヒロ杉山さんがこの企画展のコンセプトブックで、この企画の話を聞くまで正直言って、ゴミ問題のことなんて考えたこともなかったけど、頭で難しく考えるより、もう自分たちの体が本能的にこういうことに反応して行くタイミングなんだろう、というような内容のコメントをぽろりと投げてくれているのですが、まさにそんな感じ。

これは、ある日突然に、でもけっこう圧倒的に動き始めた不思議な衝動で、たとえは悪いのですが、花粉症のような。たぶん「それ」に反応する何かは、ずっと体内に潜伏していて、それが自然に溢れ出て来る日を待っていたのではないかな、と。そして、何よりも地球そのものが、現在に対して「それ」を圧倒的なパワーで気づかせようとがんばってるんじゃないかと思ったりします。私たちがタカラモノニスルのは単なるゴミじゃなくて、今まで意識しないで人類がその恩恵に預かってきたその「地球」そのものなのかもしれないなと。

とはいえ、日々自分の手でなし得ることはとてもささやかで、レジ袋無敗の日もまだ4月は1日だけという哀しさ。

これはレジ袋を用意しているお店のスタッフとの密やかな戦いで、スタッフの方がレジ袋を取り出す前にすかさず「レジ袋はいりません、これに入れてください!」と宣言し、マイエコバッグをきりりとお渡しする、というセルフキャンペーンなんですが、強化月間と自分で勝手に決めた4月に入ったとたんインフルエンザにやられてしまい、この1週間は熱でぼうっとした私を尻目にさくさくとレジ袋に詰め始めてしまわれるスタッフに負けてしまう日が..。

インフルエンザにかかって朦朧としていようとも、たまたま言葉の通じない相手であろうとも、瞬時に「NO レジ袋!」宣言が伝えられる方法はないものかとチーム内で密談してみたりしています。その解決グッズが日の目を見たらぜひここでご紹介したいと思います。レジ袋1枚の拒絶なんて相当小さな行為ですが、地球をタカラモノニスル種子であることを信じつつ迅速有能な店員さんに小さく戦を挑んでいる今日このごろです。

[fumiko ikeda@treasured trash project/gift_]


●文中に出て来るtreasured trashのコンセプトブックに興味のある方は
 info@treasured-trash.orgへ!

04/06/2007
  Diary


[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
デザインが地球のために出来ること

はじめまして!treasured trash projectの西ひろみです!
treasured trash projectは、"サスティナブルな地球のために、デザインが出来ること”をテーマに、去年の秋にスタートしたデザイン・プロジェクトです。

グラフィックデザインがベースの私@ASYLと、スペースデザイン/インテリアデザインをベースとする池田史子さん@gift_の2人が中心となり、周囲のデザイナーたちを巻き込みつつ、日々「エコってデザインの力でもっと楽しく、カッコ良くできるよね!そしたらもっと自然にエコできるようになるかも。とにかく自分たちがやれることからやってみよう!」という思いで活動しています。

例えば、身近なところでは、毎日持ち歩きたくなるような水筒やショッピングバッグをデザインしたり、はたまた、ちゃんとみんなが分別してゴミを捨てたくなるようなゴミ箱や、それを誘導するピクトグラムのサインを作ったり。

去年の秋には、原宿・青山などを中心に開催されたDesignTideというデザインイベントで、「treasured trash=タカラモノニナッタゴミ」という初の企画展を行ったんですが、グラフィック、広告、プロダクト、インテリア、スペース、WEB、映像など、あらゆるジャンルのデザイナーが参加し、エコをテーマにした作品を思い思いに発表しました。すぐに使えるエコグッズから廃材を使ったアート作品、ゴミ箱ならぬ、「資源ポスト」(ゴミはすべて「資源=タカラモノ」である。捨てるのではなく、一旦預ける場所なので「ポスト」と呼ぼう!)など。

日々モノを産み出し、世に送り出しているデザイナーこそ、ちゃんと環境のことを考えなければっ! ということで、皆それぞれに思いがあるので、ぜひ少しずつ紹介できたらと思います!

これから毎週、デザインの切り口から、エコについてあれこれ考えてみたいと思います。そして、もっともっとみんなが楽しく、自然に、カッコ良くエコできる世の中になったら!

みなさん、ぜひよろしくお願いします!

[Hiromi Nishi@treasured trash project/ASYL]

11/05/2006
  Diary


「treasured trash=タカラモノニナッタゴミ」絶賛開催中です!

treasured trash projectの初の発信である企画展、「treasured trash=タカラモノニナッタゴミ」@DesignTide in Tokyo 始まっています!気がつけばもう5日(日)で最終日。なかなかレポート出来ずに申し訳ないのですが、明日もし原宿近辺にいらっしゃる際はぜひ覗いてみてください!

会場は連日超満員で、参加デザイナーそれぞれがクリエーションに向かう熱気であふれています。ぜひ会場で作品に触れていただき、少しでも多くの人がゴミや資源、エコについて改めて考えてくれたら嬉しいです。会場でぜひお会いしましょう!

11/04/2006
  Diary




Report_05_「黒田潔ライブペインティング」

11/4に行われた黒田潔のライブペインティングの様子です。

直前に「久々に大勢の人の前でやるから緊張する〜」と言っていた黒田さんですが、いざ始まればさすがはアーティスト、自分の世界に没入です。
会場に集まった人々も釘付けにしてしまいました。

黒田さんのイラストが入った缶バッチも即刻売り切れで人気の程を知った次第です。


この日はttの会場からJ-WAVE 81.3FM の生放送もあり
「LIVE」三昧の熱気に溢れた1日でした。

11/03/2006
  Diary





Report_04_tt*talk

11/3はLivePaintの後に「tt talk -treasured trash talk-"trash & peace"」がDesignTideメイン会場3階のイベントスペースで行われました。

スタートを切ったばかりのtreasured trash projectですが、treasured trashのメッセージや今回の展示について、立ち上げコアメンバーとなったデザイナーたちが円卓にてオープントークを繰り広げました。
ピースな未来のために循環を可能とするデザインをしていこうと、私たちの活動はまずゴミのRe-thinkからはじまりました。

写真から会場の熱気が伝わってきます!

++
出演者:佐藤直樹(ASYL DESIGN)、徳田祐司、上田壮一(Think the Earthプロジェクト)、山本智恵子(ASYL CRACK)、山本和久(DonnyGraficks)ほか
司会:池田史子(gift_)+ 西ひろみ(ASYL CRACK)

11/03/2006
  Diary




Report_03_LivePaint!

11/3には「遠山敦×ASYL CRACK ライブペイントショウ=3」がありました。

ペイントされたのはReport_02で登場している「ゴミポスト」のブラウンと
展示販売されていたタンブラーの中に入れるイラストです。
色とりどりの作品は、その場でカット、タンブラーに入れられました。
その場で購入された方はASYL CRACKの山本智恵子さんと一緒にカットする絵柄を選び目の前でタンブラーに仕上げてもらってご機嫌です。

気づいたらASYL CRACKアートディレクターの佐藤直樹さんもライブペイントに参加され、会場は大盛況でした!

11/01/2006
  Diary




Report_02_ゴミポスト

今回ttが提案した「資源ポスト」というゴミバコの新しいかたち。

これは、ペットボトルに特化した分別を促すゴミバコです。
キャップ、本体、包装フィルムに分けて捨てるように口が3つ用意されています。

丸みを帯びたゴミバコは、ゴミを捨てる‘ハコ’からゴミを一時預ける‘ハコ’へと、ゴミバコの新しい機能に着目したデザインになっています。ttのイメージを形にしてくれたのはアーティストの福田晶子(Limb Co.)、今回、自宅用のゴミバコならぬ「ゴミカバン」も見せてくれていました。

この「資源ポスト」は、ヴィジュアルしか完成しておらず、中身の構造は引き続き検討されています。今後の展開に期待大です。

10/31/2006
  Diary


Report_01

treasured trash @TD06(2006/11/1~5)の様子。

今回のTD06のメイン会場は、取り壊しが決定した空きビル。展示の器である会場がまさにtreasured trashとして機能しました。

写真は《TIDE CHANDELIAER》(Stuart Haygarth制作)の設営風景。潮の満ち引きによって海岸に打ち上げられた廃棄物(プラスチックゴミ)で制作されたシャンデリア。一つの球体・月となって、私たちの前に現れました。とても美しく、明治通りに全面ガラスで接した会場だったので多くの人々のあつい視線を集めることになりました。