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02/01/2008
  Diary



[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その4

(前回のつづき)


SINGAPORE DESIGN FESではエキシビションだけでなくカンファレンスにも参加!オールド・シティホールから至近のやはり歴史的音楽堂が会場となりました。

オーディエンスのモチベーションも 高くて、
質問もディベート慣れしてる感じでしたが、
それに応答することも楽しい経験になりました。
火事場の馬鹿力という感じで、
たぶんこれまでの生涯で 最も英語を使った2時間でした..

セッションでは、やや観念的かつ悲観的に「デザインは地球を救えるのか」
「即効力はあるのか」といった問いかけをビシビシと受けたわけですが、
やはり答えはひとつ。「今日からすぐ、自分にできることを
少しずつでいいから実行に移して行くこと!」

この[Utterubbish]、私たちも含めて海外から17組、シンガポールベースで15組がキュレーションされたのですが、新たな出会いや発見とうれしい再会がありました。

とても1回では書ききれないので、ごく一部をご紹介します。
まずは、海外勢。KesselsKramer(オランダ)の[do]。
彼らのdroog時代に見ていた作品だったのですが、シンプルに
「行為」そのものを突きつけて来る強烈な作品は現在見てもやはり感動的。

そして、大好きなMarti Guixe(スペイン)!
どんなに観念的な信念もこんなにキュートに表現できるならば
理解したくなりませんか!

本人もいたってシャイでチャーミング。
Utterubbishエントランス脇の公園の廃墟のようなBARで
のんびりビールを飲んでいます。

そして、発見できたチームは[FLOW market](デンマーク)。美しい!

ミニマルなデザインはユニバーサルデザインになり得るという
デザイン哲学がひじょうに勇気づけられました。
こういう直球勝負もこのひねくれた世の中、時として必要/有効なはず。

シンガポールデザイナーも想像をはるかに超えてクールでした。
世界レベルにパワフルな[Utterubbish]キュレーターのジャクソン・タン!
今年のDesign President Awardを受賞したのも当然か..でもとても好青年。

そして、頼もしいASYLUMのクリス!

デザイン能力や感性の鋭さだけでなく、彼らの視野の広さと深さ、
実際に社会や世界にアクセスしている実行力は本当に良い刺激になりました。

そろそろ息切れしてきたので、彼らとの交流や、シンガポールの街で
出会えたもの等々についてはまた次回に!

[fumiko ikeda@treasured trash project/gift_]

02/01/2008
  Diary



[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その3

(前回のつづき)


そして、「資源ポスト」と並んで、
treasured trashからの重要なメッセージ、
ゴミと付き合う時の合い言葉「SEE YOU AGAIN!」。
お別れではなく、再会できるように
「資源」としてゴミに対峙するための素敵なおまじないを
私たちはさまざまツールに載せて語りかけています。

2006年はステッカーとエコバッグ。
2007年はPET素材でできたコースター!

場内に会期中設けられている、Utterubbishのオフィシャルショップにも
Think the Earth Projectの水筒と共に出品!

捨てられない雑誌の堆積を転がしておけるトローリー、Layeredには
この企画展のプロデューサー、ジャクソン・タンの事務所からマガジンを拝借。

ENLIGHTENMENTの傑作映像インスタレーションは
シンガポールのストイックな審査基準により、やむなくリタイア..
急遽 06-07のtreasured trashの軌跡を紹介。
ちょうど、さとうかよさんの作品が映ってますね。

そして、東京同様、いや東京以上に爆笑を誘った
3R教育インタラクティブゲーム「Reducer」!

来場者はアート、建築、デザイン系の学生やクリエーター、メディア関係者が目につきましたが、何よりも、中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシアといった東アジア全域からシンガポールに集結しているのが印象的でした。
交通の要所であり、英語が公用語であり、そしてオープンな国際性等、各種の要因がこの都市を東アジアのクリエイティブなハブ・ステーションにしているのでしょうね。


(つづく)

02/01/2008
  Diary



[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その2

(前回のつづき)


そして、treasured trash!
タイトルはもちろんPaul Davis!

DesignTide07出展作品から、ヒース・ナッシュによる、
廃プラスティックボトルから南アフリカの伝統工芸の手法で
再生されたフラワーボールシャンデリア。

オフィスから出る紙ゴミを固めて彫刻へと再生・昇華させていく
ハナ・ロブリーの作品群。

おなじみの「資源ポスト」(ストリートバージョン)。
自然に分別したくなるデザインは、
ここシンガポールでも注目を集めました!

そして、「資源ポスト」のしくみを図説する
絵文字=ピクトグラムたちも新作を加えて。

「資源ポスト」HOME/SOHOバージョンも。
ありそうで、なかった持ち運べる分別ゴミバコ。
こちらはめでたくこの秋商品としてデビューしましたので、
興味のある方はぜひお問い合わせを!


(つづく)