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05/26/2009
  Event









在台湾無用生活国際設計展

みなさま、おひさしぶりです。

なんと半年以上ぶりのポストになってしまいましたが、treasured trash、ゆるりとしたペースではありますが、引き続き活動しております!(と以前にも書いた気が……)

今年のGWは、台湾の高雄(カオシュン)で行われたKaohsiung Design Festivalの企画展 "Useless Life" exhibition、中国名ではその名も「無用生活国際設計展」に参加してきました!

本業目線ではありますが……、こちらに展示の様子を載せていますのでぜひご覧ください。

詳しいレポートは追ってまたこちらで!

09/18/2008
  Diary




SEE YOU AGAIN! ゴミ袋、ECO DESIGN EXPO@神戸 進行中

本当にひさしぶりの書き込みなのですが(汗)、treasured trash、ゆるりとしたペースではありますが、継続的に活動しております!

一つ目は、SEE YOU AGAIN! ゴミ袋。
こちらのmawaru projectさんのmawaru fukuro第二弾として10月中にナチュラルローソン、ミュージアムショップ他でリリース予定です。

写真はSEE YOU AGAIN!の生みの親であるcanaria徳田さんの事務所で、mawaruの馬見塚さんとの打ち合わせ風景。
日本だけではなく、世界のみなさんにも喜んでもらえそうな仕掛けもあり。どんな仕上がりになるか今から私たちも楽しみです。

二つ目は、神戸で11/1〜2に行われる「ECO DESIGN EXPO(仮)」にゲストクリエイターとして参加することになりました。
写真はそのMTG。お相手はTRITON GRAPHICS / CAFEの松岡さん(初お目見え)と、DesignTideなどでもとてもお世話になっているRIDDLE DESIGN BANK / MARKTEの塚本さん。

KOBE ECO×DESIGN AWARD 2008の授賞式に関連した展示で、全国から約20組のデザイナーが参加するとのこと。treasuredとしては関西進出は初なのでこちらもワクワクしております。(準備を急がねば!)

では、続報はまたこちらで!

02/01/2008
  Diary



[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その4

(前回のつづき)


SINGAPORE DESIGN FESではエキシビションだけでなくカンファレンスにも参加!オールド・シティホールから至近のやはり歴史的音楽堂が会場となりました。

オーディエンスのモチベーションも 高くて、
質問もディベート慣れしてる感じでしたが、
それに応答することも楽しい経験になりました。
火事場の馬鹿力という感じで、
たぶんこれまでの生涯で 最も英語を使った2時間でした..

セッションでは、やや観念的かつ悲観的に「デザインは地球を救えるのか」
「即効力はあるのか」といった問いかけをビシビシと受けたわけですが、
やはり答えはひとつ。「今日からすぐ、自分にできることを
少しずつでいいから実行に移して行くこと!」

この[Utterubbish]、私たちも含めて海外から17組、シンガポールベースで15組がキュレーションされたのですが、新たな出会いや発見とうれしい再会がありました。

とても1回では書ききれないので、ごく一部をご紹介します。
まずは、海外勢。KesselsKramer(オランダ)の[do]。
彼らのdroog時代に見ていた作品だったのですが、シンプルに
「行為」そのものを突きつけて来る強烈な作品は現在見てもやはり感動的。

そして、大好きなMarti Guixe(スペイン)!
どんなに観念的な信念もこんなにキュートに表現できるならば
理解したくなりませんか!

本人もいたってシャイでチャーミング。
Utterubbishエントランス脇の公園の廃墟のようなBARで
のんびりビールを飲んでいます。

そして、発見できたチームは[FLOW market](デンマーク)。美しい!

ミニマルなデザインはユニバーサルデザインになり得るという
デザイン哲学がひじょうに勇気づけられました。
こういう直球勝負もこのひねくれた世の中、時として必要/有効なはず。

シンガポールデザイナーも想像をはるかに超えてクールでした。
世界レベルにパワフルな[Utterubbish]キュレーターのジャクソン・タン!
今年のDesign President Awardを受賞したのも当然か..でもとても好青年。

そして、頼もしいASYLUMのクリス!

デザイン能力や感性の鋭さだけでなく、彼らの視野の広さと深さ、
実際に社会や世界にアクセスしている実行力は本当に良い刺激になりました。

そろそろ息切れしてきたので、彼らとの交流や、シンガポールの街で
出会えたもの等々についてはまた次回に!

[fumiko ikeda@treasured trash project/gift_]

02/01/2008
  Diary



[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その3

(前回のつづき)


そして、「資源ポスト」と並んで、
treasured trashからの重要なメッセージ、
ゴミと付き合う時の合い言葉「SEE YOU AGAIN!」。
お別れではなく、再会できるように
「資源」としてゴミに対峙するための素敵なおまじないを
私たちはさまざまツールに載せて語りかけています。

2006年はステッカーとエコバッグ。
2007年はPET素材でできたコースター!

場内に会期中設けられている、Utterubbishのオフィシャルショップにも
Think the Earth Projectの水筒と共に出品!

捨てられない雑誌の堆積を転がしておけるトローリー、Layeredには
この企画展のプロデューサー、ジャクソン・タンの事務所からマガジンを拝借。

ENLIGHTENMENTの傑作映像インスタレーションは
シンガポールのストイックな審査基準により、やむなくリタイア..
急遽 06-07のtreasured trashの軌跡を紹介。
ちょうど、さとうかよさんの作品が映ってますね。

そして、東京同様、いや東京以上に爆笑を誘った
3R教育インタラクティブゲーム「Reducer」!

来場者はアート、建築、デザイン系の学生やクリエーター、メディア関係者が目につきましたが、何よりも、中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシアといった東アジア全域からシンガポールに集結しているのが印象的でした。
交通の要所であり、英語が公用語であり、そしてオープンな国際性等、各種の要因がこの都市を東アジアのクリエイティブなハブ・ステーションにしているのでしょうね。


(つづく)

02/01/2008
  Diary



[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その2

(前回のつづき)


そして、treasured trash!
タイトルはもちろんPaul Davis!

DesignTide07出展作品から、ヒース・ナッシュによる、
廃プラスティックボトルから南アフリカの伝統工芸の手法で
再生されたフラワーボールシャンデリア。

オフィスから出る紙ゴミを固めて彫刻へと再生・昇華させていく
ハナ・ロブリーの作品群。

おなじみの「資源ポスト」(ストリートバージョン)。
自然に分別したくなるデザインは、
ここシンガポールでも注目を集めました!

そして、「資源ポスト」のしくみを図説する
絵文字=ピクトグラムたちも新作を加えて。

「資源ポスト」HOME/SOHOバージョンも。
ありそうで、なかった持ち運べる分別ゴミバコ。
こちらはめでたくこの秋商品としてデビューしましたので、
興味のある方はぜひお問い合わせを!


(つづく)


01/29/2008
  Diary




[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
treasured trash @SINGAPORE DESIGN FES その1

シンガポールデザインフェスに飛んだ treasured trash。
参加したのはサスティナブルデザインの企画展 [Utterubbish]
直訳すれば「超ゴミ」(!)

副題は「Collection of Useless Design」=無用なデザインの蒐集…
と、ひじょうにシニカルなタイトルですが、
キュレーションはとてもクールかつクレバー。
'デザイン'を入口にして、サスティナブルな地球について
Re-Thinkする扉を開けるプレゼンテーションとしては
本当にリスペクト!なコンテンツでした。

会場は、植民地時代の空気を伝える優雅な建築が並ぶ地区にそびえるシティホール跡地。

入口でまず「ゴミ」へのメッセージを書いて「捨てる」。
そのメッセージ屑の山が出来て行く…

出口ではその屑がメッセージとして復活して行く。

掲示板もこんなことに..

(つづく)

11/05/2007
  Diary




[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
サスティナブル&グリーン!<DesignTide2007報告

国立競技場をメイン会場に開催された
DesignTide 2007が昨日=11/4(日)に閉幕しました。
海外国内から、旬のデザイナー、メディアが集結した
本当に濃い内容で、相当盛り上がりました!
この時期には同時多発にさまざまなデザインイベントが行われるのですが、treasured trashも参加した、このTide Exhibitionが、横断的なレポート速報を担うCasa Brutusが選ぶベスト展示のNo.1に!
そして、やはり目を引いたのはやはりサスティナブル&グリーンな作品たち。

●●●
まずは、われらがtreasured trashのブース。
先週の西レポートでもお伝えしましたが、
今年は「オフィスで楽しくエコ!」をテーマに、
オフィスから出るゴミを資源化して、
エコプロダクトに再生していくストーリーで、
再生素材よるプロダクトの試作を発表しました。

そして、これが今年の資源ポスト!
PETボトルのキャップと建築現場の木材ゴミからできている
再生合板=エコプライで本体を製作。
デザインは Limb Co,の福田晶子さん。

紙ゴミなど用に大きな引出しも。
CD-ROMや電池等も分別できるように、
大小の引出の組み合わせを自由に選べるようにして、
オリジナルの分別資源別のピクトステッカーもつくりました。

PETボトルを本体/キャップ/ラベルに分別できる入口付き。

今回、treasured trash初出場のVINTAは
保管、運搬時はフラットなシート状の組立式ゴミバコと
古紙を再生してつくられるペーパーモールドによる
デスクグッズを出展してくれました。

資源ポストの多様な資源ピクトや組立式ゴミバコのグラフィックは、
Donny Grafiks 山本和久さん。

そして、treasured trashが提唱する、
ゴミとの新しい付き合い方を象徴する合い言葉
「SEE YOU AGAIN!」の今年のメディアは、
PET繊維100%のフェルト状の素材でつくったキュートなコースター。
メイン会場に設けられたMARKETでも大人気でした。

MARKETには、もちろん、発売されたばかりの
新型分別ゴミバコ [Stay at Ladder]も並びました。

Think the Earth projectの水筒や資源ピクト絵本も!

訪れる人たちの関心の高さにはこちらも驚くほどでした。
再生(エコ)素材×チャーミングなデザイン、というジャンルは
本当に必要とされているのだなと実感。

●●●
そして、キュレーションをサポートしたDesign Tideのオフィシャル企画展[Tide Think]にもグリーンなアーティストが集まりました。
グラウンドテーマは「PLAY=COMMUNICATION」
人をわくわくさせるインタラクティブな作品を集めたのですが、自然とサスティナブル系のデザインが多くなったのはうれしいことでした。
「楽しいエコ」というジャンルがどんどんパワフルになっている現象が
証明されたわけですから。

以前にもご紹介した、オフィスから出るカタログ等の古紙を
集めて固め、「木」に戻し、それを彫刻してアートワークを製作する
ハナ・ロブリーの作品群。

使い終わった洗剤等のプラスティック容器を花びらや蝶の形に切り抜いて、南アフリカの伝統工芸の手法で針金細工でつないだ美しい照明作品を会場内でデモ製作もしてくれたヒース・ナッシュ。

彼は、本当に真摯かつチャーミングな人柄で、
こうしたソーシャルクリエイティブな視点と
高い創造性を複眼的に備えたアーティストが
今後もっともっと出現してくるのだろうな、と
何とも頼もしい確信を与えてくれました。

そして、treasured trashも注目している、
デザイン×植物・農業系ジャンル(?)に属する
ユニークなグリーン・プロジェクト[Vintage Plant]。

中古植物のクリエイティブ物流を「作品」として活動する
北欧のデザインユニットByggstudioのプロジェクトです。
http://www.vintageplant.net/
http://www.norway.or.jp/news_events/2007/vintage+plant.htm
http://www.graf-d3.com/gm/vintage_plant/index.html

最後に、スイスのデザインユニットFULGROによる作品、
[WATERNETWORKS - DROPS]を紹介します。

植物や傘を伝う水滴を集めて植木鉢の植物たちに還元する
プロダクトをグラフィカルにデザイン。
その仕組みを解説するイラストが本当にかわいい。
やはり、モノとそれを伝えるビジュアルコミュニケーションは
どちらが欠けても成立しないのだなと再度納得。

treasured trashが始動したのは、昨年(2006年)ですが、
やはり今年は「サスティナブル×デザイン」をテーマとする企画が
どんどん出現しています。
毎年9月、11月の東京のデザインフェスに先駆けて行われる
ロンドンのデザインフェス100%Designでも
[trash luxe]展が注目を集めていました。


そして、私たちtreasured trashも11月下旬から、
シンガポールデザインフェスで開催される、
ウィットの効いたサスティナブルデザインの企画展
[utterubbish]に招聘されました!
前出のハナ・ロブリーやヒース・ナッシュも
treasured trashブースで紹介する予定です。

DesignTideでもいっしょだった、現在世界的に注目を集める
インテリア/ヴィジュアルデザイナー、マルティ・ギセや
ファッションのマルタン・マンジェラなども
並列にキュレーションされる興味深いエキシビションで、
私たちもとても楽しみにしています。

[fumiko ikeda@treasured trash project/gift_]

10/30/2007
  Diary

[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
DesignTide in Tokyo 2007 始まりました!

ついに東京のデザイン・ウィークが始まりました!
明日から週末の11/4にかけて、東京では、デザインイベントが目白押しです。
treasured trashもその一つ、DesignTideに参加しています。
今日は、オープニングの模様を!

今回、treasured trashでは、「"PLAY OFFICE -Create the Next Eco-Cycle @the OFFICE-"」と題して、ASKULとコラボレーションのもと、新しいオフィス・エコプロダクトのプロトタイプを発表しています。

例えば、オフィスから出た紙ゴミが新しいステーショナリーに生まれ変わったり、はたまた、プラスチックゴミが、分別ゴミバコやファニチャーに生まれ変わったり。そうして再び生まれた商品たちが、またオフィスへ戻っていく。
そんなステキなエコサイクルの実現をめざして、この1年準備してきました。

写真は少しぼけてますが(汗)、PLAY OFFICE展の様子です。
このブログでもレポートしてきた、木廃材とペットボトルキャップから作られたコンパネ「ECO-PLY」を使った家具や、オーストラリア生まれ、100%PETのエコ素材「echopanel」で作った、ゴミに向けたメッセージ「SEE YOU AGAIN!」コースターなどあります!

メイン会場には、大型のインスタレーションや廃材を使ったアートワークなどもたくさんあり。トラックの幌を使ってバッグを作る、FREITAGのトラックもお目見え!

マーケット(SHOPエリア)では、選りすぐりのデザイングッズがたくさん並んで、オープニングの今日はすごい人でした!
もちろん、treasured trashのグッズやプロダクトも売っています。

エコ視点の作品やプロジェクトはもちろんのこと、ワクワクする刺激的なデザインが世界中から集まってます! 週末の日曜日まで開催していますので、ぜひみなさん、会場に遊びにきてくださいね!


DesignTide 2007
デザインタイドメイン会場
会期:10/31(WED)~4(SUN)10:00-20:00
   (11/1は22:00まで、11/4は17:00まで)
会場:新宿区霞ヶ丘町10-2(ゲート:代々木門)国立競技場内
  (JR千駄ヶ谷駅から徒歩7分、大江戸線 国立競技場駅徒歩3分
   銀座線外苑前駅より徒歩15分)
入場料:1,000円(5日間共通)

エクステンション会場
青山・原宿・渋谷・六本木・丸の内エリアの53会場


"PLAY OFFICE -Create the Next Eco-Cycle @the OFFICE-" 展
treasured trash meets ASKUL
@デザインタイドメイン会場

Designer:福田晶子(Limb Co.)/VINTA/山本和久(Donny Grafiks)/徳田祐司
Produced by treasured trash project/ gift_ and ASYL


[Hiromi Nishi@treasured trash project/ASYL]

10/27/2007
  Press


J-WAVE "TEPCO「EARTH HUMMING」"に出演します!

treasured trash project プロデューサーの池田史子が、J-WAVEのTEPCO「EARTH HUMMING」に出演します。11/4(日)の9:20〜9:50までオンエアです!treasured trashがどのようにスタートしたのか、また、現在進行中のプロジェクトなどについてお話ししています。
ぜひチェックしてください!

J-WAVE "TEPCO「EARTH HUMMING」"
http://www.j-wave.co.jp/original/holadomingo/earth/

04/24/2007
  Diary


[from MTV THINK LOUD:eco with Honda blog]
ゴミバコの新しいカタチ、資源ポスト!

私たちが '地球のためにデザインができること'をテーマに一番最初に着手したいと思ったのは「分別ゴミバコ」でした。それも、どちらかというとパブリックな場所の。

最近はイベントでもキャンプでもゴミは持ち帰るのが当然になってきましたし、テロ対策もあってか、街なかからどんどんゴミバコが減っていますよね。とはいえ、そもそも、何のために分別ゴミバコが存在しているかと言えば、雑多なポイ捨てを無為に受け止めるためのものでなく、きちんと資源ごとに区別して集めることで、リサイクルを推進しよう! というもののはず。

街のなかで積極的に資源を集める方がよいのでは..という素朴な疑問から、街なかのゴミバコを何とかしてみよう! というブレストがスタートしたのでした。

よくあるのは、とにかく同じかたちで、燃える/燃えない/ビン・缶、表示があるだけ、というもの。
なるべく目立たないストイックな形で3つくらい並んでいるという。

それはそれでひとつの完成形だと思うのですが、もっと積極的にどうしても、このハコの前に立つとひとりでにゴミを分別してしまうくらいの誘導パワーのあるものを考えようよ、ということで、かねてより、頭からひねり出すのではなくて、感覚的にするっと形を生み出す人だなあと思っていた福田晶子さん(Limb co,)というインテリアデザイナーに協力を頼みました。

彼女いわく、「地球から預かったものが一時的に集まるところ。その形態自体が有機的で自然の一部であるかのような立体をイメージしてみた。ある種のモニュメントや彫刻みたいにある種の圧倒的な存在感のあるものがいきなり街頭にある感じ」ということで、出てきたのがこんな形。

卵のような種子のような何かとてもプリミティブで柔らかい形。そして、不思議な形の穴が3つ。

実は、吸引力のあるチャーミングな形状の前に私たちが考えていたのは分別専用の「ポスト」みたいなもの。資源ごとに集荷してリサイクルしてくれる人たちにポンと届けられるような仕組みでした。だから、同じ形で同じ開口のハコではなくて、「それ」しか受け入れない入口を持つ選別ポストをつくってみたのです。

そして、この初のコンセプトモデルになった資源ポストは「ペットボトル専用」。
丸い大きな穴にはペットボトルの本体だけを、丸い小さな穴にはキャップだけを、スリットには外装フィルムだけを捨てざるを得ないハコにして、さらにそのそれぞれの資源の入口(穴)に、言葉が通じなくても伝わる絵文字=ピクトグラムで最小限かつ最大限のコミュニケーションデザインを施しました。これは、情報をピクトグラムとして視覚化することを突き詰めている気鋭のグラフィックデザイナー山本和久さん(Donny Grafiks)によるもの。

かくして、treasured trash projectの第一号資源ポスト(ペットボトル用)が誕生。
まだまだこれはコンセプトモデルで、機能や素材を詰めて行くのはこれからなのですが、既にけっこう人気者で、昨秋のtreasured trash初の企画展でのシンボリックな、オフィシャル作品として原宿(DesignTide06)→日本橋(CET06)を巡回した後、年末のビッグサイトのエコプロダクツ会場やこのMTV THINK LOUD: eco with Hondaのイベント会場などに、ちょこんとお目見えしていました。このヒトがほんとにストリートやオフィス等で活躍できるよう一歩ずつ打合せを重ねる日々が今もひたひたと続いています。

[fumiko ikeda@treasured trash project/gift_]